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子どもの心をつかむ!読書が好きになる神小説【パパ医師厳選】

教育系のお話

皆さん、今日もお疲れ様です。現役内科医のさとっこ先生です。

読書量と学力・国語力に相関性があるという話はよく聞きますよね。実際、「読書はこどもの国語の成績を上げる」というランダム化比較試験もあるようです。(この場では『ランダム化比較試験=信頼できるデータ』と理解してくれて構いません。)

読書は子どもの学力を上げるのか?|コラム | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズが提供するインタビュー、「読書は子どもの学力を上げるのか?」です。リクルートマネジメントソリューションズは人材育成、組織開発から営業力強化まで、経営・人事課題解決を支援します。

……さて、お子さん、読書してますか?わが娘のリリーちゃん、基本的にはパパと遊ぶことが大好き。でもいつも相手は出来ないし……そういう時間は、もっぱらテレビアニメやyoutube視聴が主でした。ぼーっと(私からはそう見えてしまう)画面を見ている姿に不安を覚えます。

しかし、いつの間にか読書が好きになり、”読書する”という選択肢が加わりました。相変わらずメディアは好きですが、

さとっこ先生
さとっこ先生

ほどほどにしとけよー
読書でもしたら?

と声をかけると、さっとテレビを離れて読書することも多くなってきました。気づいたら黙々と小説を読んでいて驚くことも。振り返ると、読書好きにさせようと誘導したことが上手くいったような気がします笑

上手な誘導方法(『お医者さんパパが教える!子どもが本を好きになる魔法』をupしました。ぜひ合わせてご覧ください)はさておき、最も大事なのは心から楽しめる本が必要なのは言うまでもありません。そこで、現役内科医の私が自信を持ってお勧めする小説を3つご紹介します。この3冊、間違いなくわが娘・リリーちゃんが読書好きになるきっかけを作ってくれた小説です。

実際に手に取って頂き、読書を親子で楽しんでいただけたら幸いです。さらにこれを足掛かりに、読書そのものを好きになってくれることに期待しています!!

オススメの小説シリーズ 3選!!

今回お勧めしたい小説シリーズは以下の3つです。分かりやすく表にまとめました。

医師オススメの子ども向け小説3つをまとめた表

では、ひとつずつ順番にプレゼンさせて下さい笑。

放課後ミステリクラブ シリーズ

放課後ミステリクラブ シリーズ ライツ社 著:知念実希人 (著), イラスト:Gurin.

医師オススメ小説のうちのひとつ、「放課後ミステリクラブシリーズ」の写真

特設サイトもあるようです、凝った作りですね。

放課後ミステリクラブ特設サイト | ライツ社
2025年3月18日 発売しました『放課後ミステリクラブ 6 教室のとうめい人間事件』 2024年10月31日 発売しました『放課後ミステリクラブ 5 龍のすむ池事件』 2024年6月21日 発売しました『放課後ミステリクラブ 4 密室のウ...

リリーちゃんにとっては運命的な出会いでした。小説好きになった一番のきっかけです。
筆者の知念 実希人先生も「読書は楽しい。そのことを子どもに知ってほしい。それがこの作品を書いた最大の目的でした。」と述べていますね。

さとっこ先生
さとっこ先生

知念先生。うちの娘はまさにその通りになりました。
素晴らしい作品を作って頂きありがとうございます。

ストーリーとお勧めポイント:イギリス帰りでちょっと(かなり?)個性的な辻堂天馬、運動神経抜群で天真爛漫な神山美鈴、主人公でありながらごく普通……と思いきや合気道の達人の柚木陸、小学4年生3人組・通称ミステリクラブが事件に挑むストーリー。ベースは王道の推理小説で、それを上手くこども向けに味付けされているような感じです。それぞれのキャラクターに個性・魅力があってお気に入りが見つかると思います。

リリーちゃん
リリーちゃん

美鈴ちゃん、凄すぎでしょ!?!?

ストーリーやトリックの質も良く出来ていて、大人も楽しめます。私、「第5巻 龍の住む池事件」の犯人が明らかになったシーン、本気で鳥肌が立ちました。


注意が必要な点:小学校低学年の子が一人で読み進めるのは難しいかもしれません。この本との出会いはリリーちゃんが小学1年生の夏頃でしたが、読み聞かせてあげました。

リリーちゃん
リリーちゃん

ぱぱー、天馬君読んで~♪

——結果、何度もせがまれて大変な思いをしました笑。我が家はたまたまこの方法が合っていましたが、本当に適しているのは中学年以降かもしれません。

また、科学の知識が必要となることが多く(ネタバレになるので詳細は書きません)、大人が隣でどういうことかかみ砕いて教えてあげた方がベターだと思います。

以上のような理由で、低学年の子が一人で読み進めて欲しい場合は注意が必要です。

あとは、推理小説にわくわく出来る性格の方にオススメ、ってところでしょうか。”かわいいイラスト!”、”きらっきらのメルヘン世界感!!”みたいな感じが好きなら後述の方が良いかもしれません。

余談ですが、コレ、アニメ化されませんかね?国民的作品になる可能性を秘めてると思うのですが。それくらい好きです。

おんなのこの めいさくだいすき シリーズ

おんなのこのめいさくだいすき シリーズ 西東社 著者:ささきあり

医師オススメ小説のうちのひとつ、「めいさくだいすきシリーズ」の写真

ストーリーとお勧めポイント:”キラキラかんどう”、”ドキドコときめき”等沢山のシリーズがあります(このサブタイトルと内容は特に関係ありません。どれから読み始めてもOKです)。すべて25話が収録されています。日本の作品も海外の作品もごちゃまぜ。「人魚姫」、「赤毛のアン」、「おむすびころりん」といった有名トコロから、「オルフェウス」、「ななつのほし」といったややマイナーで少なくとも私は知らなかった話もたくさんあります。恐らく有名な話は網羅できるので、教養として学ぶことも出来ると思います。

まず、全ページにあるイラストが可愛いです。沢山のイラストレイターの方が関わっており、お話毎にそのテイストが異なるのも飽きさせません。1話あたり約10ページほどの話が多かった印象です。寝る前の読書にちょうど良い分量でした。1話完結で読みやすいです。”おんなのこの”とサブタイトルがついていますが、おとこのこでも十分楽しめると思います(話自体は男女関係なし。イラストが可愛らしいところが”おんなのこ”向けなのでしょうか)。

注意が必要な点:有名な話もぎゅっと圧縮しているので、ストーリー展開少し唐突に感じられる場面もあります。当時の時代背景が分からないと理解できない場面も。大人が隣で補足出来た方がベターです。逆に、興味を持った話の原作を読むきっかけになるかもしれませんね。

あとは、突然ホラー回をぶっこんでくるので注意が必要です。「あかいくつ」→「あおひげ」、の流れには泣きそうになりました笑。特に寝る前に読む場合、怖くて眠れなくなることも。

リリーちゃん
リリーちゃん

(「赤い靴」について)
女の子、そんなに悪い事したかな?
足切られちゃったの?痛いよね?
靴下ごとすぽっと脱げなかったの?

なんでか知りませんが、リリーちゃん、「みみなしほういち」はホラー回ですが気に入っており、繰り返し読んでいます。”平家”が何なのか説明するのに一苦労でした笑。

さとっこ先生
さとっこ先生

“平家”ってのはさー
お侍さんたちのグループ名でさ。酷い仕打ちを受けたから、人間たちに恨みがあるんだろうね。(こんなんでええんかな…てか、パパも正確には”平家”がなんだか知らん!)

ちなみに、私が好きな話は「かしこいグレーテル」。料理人の女の子が作った料理を食べ、さらに商品のお酒もたくさん飲んでしまい、それをごまかす話です笑。

ひみつの魔女フレンズ シリーズ

ひみつの魔女フレンズ シリーズ 学研プラス 著者:宮下 恵茉, イラスト:子兎。

医師オススメ小説のうちのひとつ、「ひみつの魔女フレンズシリーズ」の写真

本屋さんで平積みにされていることも多いのではないでしょうか。見つけたとき「これ、絶対リリーちゃんが好きなヤツだ!」と直感し買って帰りました。そして見事にハマりました。

ストーリーとお勧めポイント:明るく元気な小学4年生カオルと、ちょっと影のある?魔法学校4年生のルオカがひょんなことから出会います。困難に立ち向かうことを通じて友情を育み成長していくストーリー。王道ですね。冒険、挫折、努力、友情、あたりの要素が網羅されています。かわいらしいイラストがたくさんあり、巻末のおまけページも女の子心をくすぐるようです。

つい先日、楽しみにしていた新刊(続編シリーズである”となりの”魔女フレンズ 第3巻)が出てたんですよ。本屋で見つけて大興奮!で、帰宅後2-3時間くらいかな?ほぼ休憩なしで一気に読んでしまう姿には驚きました。

注意が必要な点:メルヘンな世界に興味がない子には響かないでしょう。良くも悪くも、数巻にわたる長編シリーズなので中だるみする可能性があります(もちろん、1冊で一旦キリよく終わります)。上記の通りストーリーは王道中の王道です。大人から見ればお約束ばかり、驚くようなストーリーではありません。

リリーちゃんにはマッチしなかった本 -オススメしません-

頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日 西東社 監修:加藤俊徳

医師はオススメしない「寝るまえ1分おんどく」の写真

本屋で平積みになっていることも多い、コレ。売れてるんでしょうね。皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?

まず、面白くない。本当に、絶望的に面白くない……。詩、童謡、詩吟のような文章?ばかり。特に前半はその傾向が強く挫折しました。後半(たどり着けませんでした)は物語のようですが、1Pだけ抜粋した感じでストーリーを楽しむことは出来ません。
“読書を楽しむ”、”読書が好きになる”のではなく、”国語の勉強”が目的になりそうです。

もし購入されるのであれば、ネットでポチるのではなく、実際に店頭でお子さんと一緒に数ページだけでも確認して。「どう?面白そう?」と聞いてみてあげてください。

あと、「頭が良くなる」なんてストレートに断定して良いんですかね?誇大広告にならないのでしょうか?私は完璧にこのワードに魅かれて購入してしまいました。悔しいです。大学病院時代、症例検討会で何度も言われた以下のコメントを思い出しました…

上級医@検討会
上級医@検討会

ふーーん
で、それ、エビデンスあるの?

まとめ

以上、現役内科医の私が自信を持ってオススメする、子どもを読書好きにさせる小説 3選をお届けしました。

  • オススメ小説 3選!
  • 放課後ミステリクラブ シリーズ ライツ社 著:知念実希人 (著), イラスト:Gurin.
  • おんなのこのめいさくだいすき シリーズ 西東社 著者:ささきあり
  • ひみつの魔女フレンズ シリーズ 学研プラス 著者:宮下 恵茉, イラスト:子兎。

それぞれ個性があります。冒頭の表をもう一度確認して頂き、お子さんにマッチしたものを手に取って頂けますと幸いです。読書を親子で楽しんでいただき、さらにこれを足掛かりに読書そのものを好きになってくれることに期待しています!!

さとっこ先生
さとっこ先生

……本音としてはミステリクラブは絶対読んで欲しい!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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