皆さん、今日もお疲れ様です。現役内科医のさとっこ先生です。
まだ5月中旬だというのに暑くなってきましたよね。私、この時期になると必ず思い出す、胸が苦しくなる記憶があるんです。
小学校の体育の授業で水泳があるじゃないですか。それがとにかく嫌で、嫌で。楽しく遊んだりお家でリラックスしていても、水泳が頭をふとよぎるだけで心がずしーんと沈みました。水泳の授業がある日は、起きた時に苦しくて涙が勝手に流れることもありました。

とにかく、辛くて、怖くて、苦しくて……
今回は、どうしてこうなった?というところを述べる自分語りエッセイです。
もしかしたら、学校でとても嫌なことがあって辛い思いをしている方にこの記事が目に留まるかもしれません。その時に「あるあるよなー」と共感出来て少しだけでも心が軽くなって頂けますと嬉しいです。もしくは、こんなことに苦しんだ少年も、いずれは努力でお医者さんになれるんだ、とも思って頂ければ幸いです。
※多少記憶があいまいなところがありますが、話を盛ったりはしていません。
少しずつ水泳が嫌いになっていきます……
事の始まり
まずベースとして、物心ついた時から顔を水につけることが凄く怖かったんですよね。皆さん、どうやって最初の一歩・ハードルを超えたのでしょうか?
で、幼稚園時代に水泳教室の体験に連れていかれたんですよ。実際の体験時間はあまり楽しくなかったとは思うのですが、よく覚えていません。
逆に覚えているのが更衣室での出来事。母親から離れて一人で着替えてたと思うんです。まず、それが少し怖かった。なんだか全体的にうす暗くて、地面が濡れているのもなんだか不潔に思えたのかな。
で、決定的だったのが、水泳パンツの紐が凄く硬く結ばれていて(母親に結んでもらったのでしょうか?)、まったく解けないんです。ほかの生徒さんはどんどん着替えて出ていくのに、自分だけ水泳パンツを脱ぐことが出来なくて一人ぼっちになって。とても怖かったことを覚えています。
この一件で水泳嫌いは確定となりました。体験教室、完全に逆効果 笑。
先生にされた仕打ち -表情もはっきり覚えてるぞ!-
で、問題のエピソード。小学3年生の時です。3年生にもなると、水に潜れない子って数名ですよね。そのうちの一人が私ってわけ。
プール内の端に立たされたんですよ(私のほかに2,3人居た気がします)。担任は中年の女の先生でしたが、プールサイドにしゃがんで顔に水を勢いよくばしゃばしゃかけてくるんです!!

水ばしゃばしゃ!
ほら、手で顔拭くな!!
〇×☆△□※!!
声も出していたと思うのですが覚えていません。(罵倒していたのか?頑張れ!とか言ってたのか?手で顔を拭くなー!、って言ってたような気はします)
時間も覚えていません。1分かもしれないし、5分かも?いや、10分かもしれません。
ただし、未だにその先生の顔も名前もはっきり。そう、はっきり覚えてます。鬼のような形相でした。その先生が普段よく着ていた服の色も柄も覚えてます。
the さらしもの、ですよね。水の怖さはもちろん、みんなの前で恥ずかしさもあったのだと思います。
これを機に、私の小学校生活は水泳への恐怖との闘いに変貌しました。コレ、大げさじゃないんです。水泳さえなければ、本当に楽しい小学校生活だったと思います。
トラウマが生まれた……
それ以来、水泳の授業が怖くてたまらなくなりました。信じられないと思うんですけど、お正月くらいからじわじわ来るんですよね。お正月、楽しいじゃないですか。でも楽しい時間に、ふと水泳が頭をよぎるんです。そうなるともうダメで、心が苦しくなる。

うぅ……
少しずつ水泳の授業が近づいて来ている……
GW明けくらいから気温が上がってくると、いよいよ本格的に水泳の授業が近づいてくる恐怖に押しつぶされて毎日が苦しかったです。
起きた時に自然と涙が流れることも。水泳が嫌で仮病でずる休みしたことも何度かありました。
体育ってそんなに大事?

なんか、体育だけ特別扱いされてね?
たかがスポーツでしょ、子どもを威圧してまでやること?
体育ってそんなに重要ですかね?私は水泳以外は割とそつなくこなしましたが、苦手なものは仕方なくないですか?持久走でさらされ、球技大会でさらされ……むしろスポーツをトラウマ化させようとしてません?

ヒャダインさん(本名:前山田健一さん)は、自身が体育や運動が苦手だったことを公言しており、それに関する発言もユニークで印象的ですよね。以下の名言から分かる通り、単なる運動嫌いではなく、「苦手なことを強要されることへの抵抗感」や「集団の中で自分の弱点が露呈することへの恐怖」など、繊細な心理背景があるんだなと思います。
- ヒャダインさんの名言
- 「体育は僕にとって“公開処刑”だった」
- 「球技大会は、もはや罰ゲーム」
- 「体育の授業がある日は朝から憂鬱で、テンションがずっと低かった。」
ついでに愚痴ると、高校の時の体育教師も偉そうで、威圧的で、大っ嫌いでした。体育の授業って、私の場合は水泳でしたが、さらしものが生まれやすい背景がある、ということは先生方には十分理解して頂きたいです。
特に低学年の子からみれば、先生って神様と同じじゃないですか。言うことは絶対(親より上ですよね)、逆らうなんてもってのほか。言うことは何でも聞く。そういう下地があるから、私にこんな仕打ちが出来たのでしょうね。
私の過去はさておき、同じような事が今現在も繰り返されていないか、苦しんでいる子がいないか心配なんですよ。当時に比べれば、この辺の配慮はだいぶなされているのでしょうけど。
視力検査でも理不尽に怒られた
当時は自覚がなかったのですが、小3の頃には視力が落ち始めていたんです。視力検査の時に、小さいほうがまったく分からないですよ。で、それもさっきの先生は凄く怒っちゃって。「なんで分からないのっ!!」って。
これは私以外も被害者がいたので「怖いよねー」と言い合ったものです。
まとめ
こんな後ろ向きな話を最後まで読んで頂きありがとうございました。皆さん、気分を害していないか心配ですが。
今回の話、ここまで率直に誰かに話したことはありません。また、こうやって文章として記載したことも当然なし。今回、言語化出来て良かったです。というのも、なんだか成仏した感じ笑
- 小学校時代は水泳の授業が大嫌いでした
- その原因のひとつに、先生から受けた酷い仕打ちがあります
- 水泳に限らず、今もどこかに理不尽に怒られたり・さらしものにされて苦しんでいる子がいないか心配です
- 小学校の先生は生徒にとって非常に大きな存在です。疑うことも逆らうこともなかなか出来ません。だからこそ、自分を律して欲しいと思います
リリーちゃんには、学校で何か困っていること、助けて欲しいことがないかたまに聞くようにしてますが、今のところ何か話が出てきたことはありません。先生も好きみたい。
水泳はあまり好きではなさそうですが、夏に一緒にプールに遊びに行けば水に潜ってきゃっきゃしてますし、私よりは全然マシで一安心です。

リリーちゃんは水泳の授業はどう?
辛くない?

うーーん
潜るのは苦手かな
あんまり好きではないよ
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