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「ごめんね」が言える親でありたい ~娘とのすれ違いとその後~

教育系のお話

皆さん、今日もお疲れ様です。現役内科医のさとっこ先生です。

「進研ゼミ 小学講座 考える力・プラス」には、”自分作り”という面白い項目があるんです。娘と一緒にその課題に取り組むなかで、自分を見つめなおしたという雑談エッセイです。気楽に共感?批判?しながら読んで頂けたら嬉しいです。感情のコントロールについてのアドバイスもあります。

漫画 ヒカルの碁 より

なお、この記事を執筆する過程も自分と向き合うことになり結構辛かったです……

娘を怒ってしまう自分が嫌になるって話

進研ゼミ 小学講座 考える力・プラス」に、”自分作り”という面白い項目があります。今回は、新学年になり出来たお友達に自己紹介をするという設定で、”自分の好きな事”、”よく怒られること”を書く課題でした。

さとっこ先生の回答は?

「お友達にも聞いてみてね」という問い、さすがに無理なのでさとっこ先生が自分の事を何気なく書いてみました。

イライラしてことばがきつくなることがあります。なおしたいと思っています。

と記載しました。(今振り返ると、”怒られてしまうこと”とは違いますね)

さとっこ先生、怒鳴ったり、殴ったり、物にあたったり、はしません。しかし、嫌味を言ったり、不機嫌な態度をとったり、正論を振りかざしたりしてしまうことがあります。

怒ってしまったあとの自分ルール

怒ってしまったあとは本当に落ち込みますが、少しでも挽回出来るように絶対に守る自分ルールがあります。

  1. 朝なら→行ってきますまでには謝る
  2. 夜なら→寝るまでには謝る
  3. 「でも、りりーちゃんも〇〇なところが悪かったんだよ」と言わない

1.と2.は割とよく聞く話ですよね。引きずらないように気を付けています。


で、さとっこ先生は3.も大事な自分ルールとしています。怒ってしまうということは、きっかけ(おふざけのし過ぎ、上手くいかなくて不貞腐れた態度を取る、が多いです)があるわけです。でも、そこを蒸し返すことは絶対しません。

実はこの3番の約束、ある本から得た知識なんです。親野智可等(おやのちから) 先生による「親の言葉100 ちょっとしたひと言が、子どもを伸ばす・傷つける」という本です。これ、ホント名著です。何度助けられたことか。繰り返し読んでは初心に返ってます。基本、見開き2ページでひとつのテーマになっていて読みやすさもあるんですよね。国民一人一人に配って一読することを義務付けたいくらい好きな本です笑
ちなみにさとっこ先生、親野智可等(おやのちから) 先生が大好きで。子供への愛情と同時に、悩める親への愛情も感じるんですよね。

引用:親の言葉100 ちょっとしたひと言が、子どもを伸ばす・傷つける 親野智可等 (著)

リリーちゃん、さっきはきつい事言っちゃったね
傷ついたよね
パパが悪かったよ、ごめんね

リリーちゃん
リリーちゃん

え?いいよ、別に
(あんまり気にしていない?事が多い)

でもでも、朝ちゃんと仲直り出来たとしても、その日は仕事中もずっと落ちてます…
不機嫌な態度でリリーちゃんをコントロールしようとするなんて最低だよなって……フキハラかよ

自分を変えたいと思っていますが一進一退です

リリーちゃんに対してだけでなく、家族に対してもそんなところがあります。ただ不思議と、職場ではないんですよね。そういうところも、「俺って家族を下に見ているのかな??」とか思ってしまって凄く嫌です。
怒ったあとでなくても、話の流れでこんなことをポロっと話すこともあります。なんか弱気になってしまって……

さとっこ先生
さとっこ先生

パパさー、言葉きつくなることがあるじゃん
直したいんだけど、うまくいかなくてさ

リリーちゃん
リリーちゃん

そーかなー
それより遊んでよー☆

リリーちゃんはピンと来てないのか、よく分からない感じの反応です苦笑

ふわふわ言葉とちくちく言葉

皆さん、”ふわふわ言葉”、”ちくちく言葉”って知ってますか?
子どもたちが優しい言葉と傷つける言葉を区別できるようにと、保育園や小学校で使われはじめた言葉みたい。少なくとも、私が幼少期のころは無かった言葉だと思います。リリーちゃんが小学校に上がって知りました。コレ、凄く良い言葉ですよね。直感的に理解できる。

  • ふわふわ言葉: 相手を思いやる優しい言葉。
    「ありがとう」「いっしょにあそぼう」「だいすきだよ」など。
  • ちくちく言葉: 相手を傷つけたり、嫌な気持ちにさせる言葉。
    「ばか」「きらい」「うざい」

追記:2005年頃から幼稚園・小学校教育の現場で急速に浸透し始めたようです。うん、さとっこ先生が大学生のころだね、知らないはずだ。

さとっこ先生、この言葉が大のお気に入りで、自宅にあるホワイトボードに目標として書いているほどです。「それ、ふわふわ言葉だったかな? ちくちく言葉だったかな?」と考えるだけで、自分の言葉を振り返ることができますから。リリーちゃんとの間だけでなく、大人同士の会話でも、職場でも、家庭でも、人間関係のすれ違いが起こりえる場面でふとこの言葉を思い出すだけで、空気が和らぐことがあります。

私の場合、言葉だけじゃなくて表情とか態度にも気を配る必要がありますが……とにかく、機嫌良く過ごしたいですよね。

リリーちゃんはたまにいじってきます笑

リリーちゃん
リリーちゃん

パパ?
最近目標のほうはどうかね?

気になるリリーちゃんの回答は?

リリーちゃんの回答は今回、非公開にしました。算数や国語の問題とはちょっと違うよな、父と子ふたりだけの秘密にした方が良いな、と思いまして。怒られること、は全く想定外のことでした。これを機にリリーちゃんの本音が聞けて良かったです。

自分の”よく怒られること”、つまり嫌な事を自分の手で文字に起こすって心理的に負担じゃないかなと少し心配でした。飛ばそうかと迷ったくらい。進研ゼミ公式にも配慮するような文面がありましたね。でも思い切ってやって良かったです。

さとっこ先生
さとっこ先生

自分の嫌な面と向き合うのって辛いじゃん
こどもには負担かもと思って
でも、今回はやって良かったです

まとめ

進研ゼミ 小学講座 考える力・プラス “自分作り”という課題を通して、自分の気持ちのコントロールについて述べました。

  • 不機嫌で怒りを表現する自分の性格が嫌いです
  • リリーちゃんには素直に謝るようにしてます。怒ったきっかけを蒸し返すことはしません
  • “ふわふわ言葉”、”ちくちく言葉”というワードがお気に入りです

こういう自分の性格を把握して向き合うことで少しずつ改善していると、少なくとも自分では思ってます。まだまだ完ぺきではないですが。

ちょっとだけ自分語り。
さとっこ先生、結婚はすごく早かったのですが、リリーちゃんを授かるのは逆にすごく遅かったんですよね。それで悩んだこともありましたが、結果的には良かったのかもしれません。20代のころのさとっこ先生じゃ、リリーちゃんと上手に付き合っていけなかったかもしれない。

リリーちゃん@パパっ子
リリーちゃん@パパっ子

ぱぱぁー♪
ぱぱぁー☆

さとっこ先生
さとっこ先生

はいはい!
でも、リカちゃん人形遊びはほどほどにしてね
パパは腰が痛くなるんだよ……

コメント

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