皆さん今日もお疲れ様です、現役内科医のさとっこ先生です。
突然ですが、私は小中学生時代、まったく家で勉強しませんでした。小学校時代はテレビゲームや友達とサッカーばかり。中学に入ると部活のソフトテニス一択。宿題以外の勉強なんてやったことなかったです。塾もつまらなくてすぐ止めた。ちなみに、読書も一切していません。
しかし中学3年生の夏休み前、あるエピソードをきっかけに勉強に目覚めました。定期テストの順位も爆上げで一気に首位争いに参加できるレベルに。親からは、「少し勉強お休みしたら?」と声を掛けられる始末。
今回の記事を読むことで、「勉強に本気になる理由なんて人それぞれなんだよ」ということを感じて頂けるかと思います。そして親が出来ることって、そのきっかけを待つことのような気がするんですよね。
ただし本気になってエンジンがかかったときに、基礎が出来ていないと上手に羽ばたけないでしょう。その最低限はクリア出来ているよう促すこと。それもまた親の務めのような気がします。
また、私が考えだした(笑)「夏休み200時間計画!!」を紹介しますので、受験生のみんなはぜひ真似してね!!
勉強に目覚める前の成績
小学校時代
順位が出るテストは無いので、相対的な位置は分かりません。いわゆるカラーテストは、100点も珍しくはないですが、75点くらいのことも多々あった記憶。あ、漢字が苦手だったことは覚えてます。40点とかもあった気がする苦笑。

カラーテストは100点が当たり前
100点とれない世界線ってあるの?
〇割以下だと知能に問題あり
みたいなつぶやきがあって、しかも割と賛同を得てましたね。私には分からない感覚です笑
中学校時代
中学生時代の定期テストは、中の上・上の下、あたりでウロウロしてました。特に感想はなかったです。無、ですね。そもそも興味がない笑。
テスト前もあんまり勉強はしなかったな。1週間前くらいから1日2時間くらいはしたのかな?直前にバイオハザードにハマって爆発したことは未だに覚えてます。
私が本気で勉強に取り組みはじめたきっかけ
テストで負けた→めっちゃ煽られた!!
経緯を覚えていないのですが、中3の6-7月頃かな?友達数名で塾のテストを受けたんですよ。高校受験もちらつき始める時期です、親の勧めだったのかな?その中の友達に、”がんちゃん”がいました(仮名)。がんちゃんはお世辞にも成績優秀とは言えず、中の下程度だったと記憶しています。基本、格下なわけです。
そのテスト。
私はおもいっきり下振れして、がんちゃんは逆に上振れ。
結果、がんちゃんに負けたんですよね。
で、なんかめっちゃ煽ってきて笑

いえーい☆
勝った勝った~♪
さとっこに勝った~☆
心のどこかで、勉強でがんちゃんに負けるはずが無いと思っていたのでしょう。本当に悔しくて。以下の誓いを立てました。

次のテストでは、絶対に勝つ!
ただ勝つだけじゃなく、圧倒的大差でコテンパンにする!!
ちなみに、テストを受けた塾は能開センター、でした。結局、夏期講習から入塾したんだったなぁ。未だに覚えてる先生もいます、クラスの雰囲気は良かったですね。あ、他の中学校に好きな人も出来たんだった笑。
200時間計画、始動!!
高校受験がちらつき始めるタイミングでもありました。部活を引退してパワーも有り余っていたのかな。そして何より、がんちゃんをボコるという目標があります。

夏休みは勉強に打ち込もう!
合計200時間勉強しよう!!
そうだ、『200時間計画』って名付けよう!!
なんとなく、本当になんとなく。上記の目標を立てました。『200時間計画』なんて名前まで付けて雰囲気も盛り上げて。
1日8時間くらいの勉強時間=AM3時間、PM3時間、夕食後2時間、って感じだったかな?予定が狂うことも計算し、大体これくらいで200時間達成できると踏みました。それを夏休み中淡々と遂行。(東北地方なので夏休みは少し短いです)
一般論としては、勉強の”時間”だけにこだわること、あまり良くないと言われますよね。内容にもこだわる必要がある、そりゃそうだ。ただ、全く勉強してこなかった私には、この体育会系のノリが必要でした。質より量が重要視される場面はあると思います。
で、夏休み明けの実力テスト。結果、自分でビビるくらい成績アップしてました。
がんちゃんとの勝負はどうなったのかな?もはや眼中にない感じになってしまったのか、覚えていないです。
以後のテストは常に一桁順位でしたし、県内の公立トップ高校に合格しました。
競争する面白さ>>>勉強の面白さ
お気づきかと思いますが、私は勉強自体が面白いというより、勉強を通してバチバチと勝負するのが楽しかったです。勝つために勉強してました。
そりゃ、勉強自体がキラリと光る・面白いなー、と思う場面は何度もありましたよ。でも、やっぱり勉強は基本的に苦行・我慢比べ・修行だと思います。楽しくうきうきで勉強出来る、なんて幻想じゃない?勉強よりゲームとかスポーツの方が面白いって。
どうして羽ばたけたのか?
冒頭もしかして、「んっ??」と思った方もいたのではないでしょうか。
そうです。全く勉強しなかったわりに、中学時代は上の下くらいの順位は取れてたんですよね。この基礎学力があったからこそ、本気になった時にスムーズに羽ばたけました。
どうして家庭学習がほぼゼロの私がそれなりに成績が良かったのか。コレ、不思議でよく分からない現象です。今になって理由を探すと、次の点が良かったのかなーとは思います。
規則正しい生活をしていた
基本的には21時には就寝していました。別に不満はなかったし、そういうものだと思ってましたね。夜更かししたいとも思いませんでした。なんでだろ笑。
結果、授業中に居眠りする、なんてしたことなかったです。授業は集中してました。
別に真面目だったわけじゃなく、”授業はちゃんと集中するもの”。そういうもんだと思ってたってだけ。
今は、携帯もネットもあるし、誘惑は多そうですよね…。しかし、ここは絶対に死守して欲しいポイントです。いいか、規則正しく生活するんだ!夜更かし厳禁!!ゲームなんていくらやっても良い……でも、睡眠時間を削るのはダメだ!!
家族の仲は良い!たくさんお話しました
家族の仲は良かったです。たくさん、とにかくたくさんお話しました。それで、語彙力とか、モノの伝え方が自然に養われたような気がします。食事中はテレビをつけないという文化だったのですが、今振り返るとそれも良かったのかもしれません。
“地頭”が良かった? “遺伝”なの?
やっぱり、”地頭”というワードは浮かんできますよね。でも、自分では分かりません。すいません。
“遺伝”というワードも浮かぶ。これには回答出来ます。母は県内トップの公立校→銀行に就職(当時、女子が大学に行く文化がなかったと言っておりますがホントかな?)、父は県内の工業高校(授業さぼって映画ばっかり見てたとのこと)→工場に就職、という学歴となっております。うん、親の学歴はイマイチ、ですよね。“遺伝”は否定的としておきましょう笑。
まとめ
現役医師の私が、勉強に本気で取り組むことになったきっかけをお話しました。また、本気になった時にスムーズに羽ばたけるように準備しておく必要があります。そのためのお勧めポイントも紹介しました。
さとっこ先生流。いつか羽ばたくために絶対に死守して欲しい3箇条
- 規則正しい生活。夜更かし厳禁!!
- 学校の授業には集中する
- 家族は仲良く、沢山お話しよう
こうやって活字にすると「バカにすんなよっ!!」ってくらい当たり前のことですね。自分で書いて、なんか笑ってしまいました。
我が娘で小学2年生・リリーちゃんは今のところこんな感じ。

勉強はあんまり好きじゃないよ
学校の楽しみは休み時間と給食!
遊びの方が楽しいじゃん、いえぇーい☆
さ、パパ、何して遊ぶ??

朝30分のパパ塾ですら、本当に必要なのかな?
でも、その習慣を止めたら、一切勉強しなくなる…
あれ?俺もそうだったじゃん??
いつか勝手にやる気エンジンかかるでしょ
それを待てば良いんじゃね??
Xの中学受験界隈(いわゆる”中受沼”?)、凄いですよね。特に「あまり勉強が好きではないお子さんを、なんとか勉強・受験させている」ような御家庭。私はそこまでパッションをもって伴走出来ないな。どうしても、私個人の成功体験(=家庭学習なんてほとんどしなかった。でも小、中学校時代はとっても幸せ……そして今も)に引っ張られてしまう。
自分の子どもの教育方針となると、悩みが尽きないさとっこ先生なのでした。
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